ヤンバルクイナにみる沖縄の小さな共生の風景

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沖縄県の山原(ヤンバル)とはいわゆる北部の山林地帯の事をさします。

地図で見るとどっさりと緑が残された北部地方。この辺りだと湧き水や川の水で生活をしている集落も多く存在します。


さて今回山原にドライブに行ってきて、改めてヤンバルクイナに遭遇して興奮しました。ヤンバルクイナは名前の通りヤンバルにしか生息していないので沖縄県の中南部に住んでいるとヤンバルクイナに会う事まずありません。昔は島内各地に生息していたのだろうと勝手に推察しますが戦後沖縄の中南部は人間の活動がすごぶる活発になりましたからね。その状況に思いを馳せると、私がヤンバルクイナでも北上しか選択肢はなかったと思います。
山階鳥類研究所によると地元の人は「アガチ(慌てもの)」や「ヤマドゥイ(山鳥)」と呼んでいたそうですね。そして初めて正式に捕獲されたのは1981年のことで、そのときはじめて「ヤンバルクイナ」と名が付き、沖縄県の天然記念物として指定されたとの事です。
以下の画像は発見前の目撃情報から描かれたものです。以外と最近です。


山階鳥類研究所より


そして改めて遭遇したヤンバルクイナ。やっぱかわいいですね。純粋にヤンバルクイナってかわいいんです。そして結構以外と出会えます。沖縄北部のヤンバル3村、大宜味、東、国頭辺りでは夜中や朝方に車を走らせているとなかなかの高確率でヤンバルクイナに出会えるんですね。クジラを見に行くホエールヲッチングより確率高いと思います。


しかしそこはやはり野生ですので、写真に収めるのは至難の業です。
カメラの起動を待たずにあっという間にトコトコ山の中に消えていってしまいます。


体長40センチぐらいのこの飛べない鳥は沖縄の顔であり保護の対象になっていてます。今や多くの人がこの愛くるしい飛べない鳥に好感を持っている事でしょう。
その昔沖縄では多くの人がハブによる咬傷の犠牲になっていて、そのハブの駆除の為に持ち込まれたマングースによってヤンバルクイナは激減したそうです。人間あるあるですね。そんな増えすぎたマングースから今度はヤンバルクイナを守る為の施策が試されています。

例えば山のあちこちに色んなタイプのマングース罠が仕掛けられています。
塩ビ管を使ったやつや鉄の籠状のやつなど。



そして当然人間からも保護するため道路にはヤンバルクイナの標識、そして各所に呼びかけ看板。さらに注目したいのは道路脇の側溝に設けられているヤンバルクイナ用の階段ですね。これは多くの野生生物が利用している事でしょうが、ヤンバルクイナがいなければこんな手厚い設備が整備される事はなかったでしょう。




落っこちてもちゃんと登れるように。
ちゃんと階段状になっているのが実に可愛らしいです。良いですね。こういう公共に中に見る共生の知恵は素晴らしく気持ちの良い風景です。


その一方で沖縄北部東線を走っていると辺野古や高江ではずっと住民と権力が緊張の対峙をしています。ヘリパッド建設現場では24時間ガードマンが厳重に警備をしている。実に異様な光景で気味が悪いです。
反共生的な風景は歓迎出来ませんね。


それでは皆さんよい共生の風景を

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