さて、日本人はお中元にお歳暮と季節を追って贈り物をするという文化、習慣がありますが、その中でも主役的存在である「ハム」。
他にも洗剤やゼリーやなんやらかんやら、色々定番がありますが、イメージとしては個人的に「ハム」が一番定番な気がします。
そのハムの切り方をわざわざ取り上げときます。
といってもメーカーが製品に付けた「しおり」に書いてあるまんまなんですが、個人的には目からウロコだったので、知らない人も結構多いんじゃないかなと思いまして。
先日、実家に顔を出した時にまさにお中元のハム、ソーセージがあって食べさせてもらいました。普段あまりいいトコのソーセージなんて食べる機会のない私にとってはとても美味しいソーセージでした。
そこで、何気に母親にどこのソーセージだと聞いて、そのお中元のしおりを見せてもらったんですね。
「伊藤ハム」だったわけですが、そのしおりの最後には丁寧にハムの切り方が書いてありました。
今まで私がハムを切るときはいずれかの端からどんどんと切って使う切り方だったのですが、恐らく多くの人が私と同じ切り方なのではないでしょうか。
するとあれですよね、タッパーやなんかに入れておくと、切り口がドロッとゼリー状になりますよね。
あれはどうやら雑菌の繁殖のせいで、すぐには食べれなくなるわけではないのですが、味は落ちるそうです。また、乾燥させてもハムの味は落ちるらしいんですよね。
そこで我らが伊藤ハムのしおりに画期的な技が紹介されていたのです。
それが「中央で切って、中央から使って、中央の断面をくっ付けて保存」という方法なんですね。
端から使わず中央から使って、更に使用した断面を抱き合わせることで、傷口が露出しないという技なんですね。流石!

たしかに断面を保護する方法として、オイルやバター、アルコールを塗って繁殖を防ぐ方法もあるようなんですが、この「抱き合わせ法」が何も要らず一番ピュアで合理的な方法な気がします。そしてシンプルで簡単。
その後は丸ごとラップして冷蔵するだけです。
そしてハムは冷凍に向かないらしいので、やはり一回切ったら冷蔵で早めに召し上がるのが大前提ですが、少しでもいい保存法を採用したいものですよね。
この「抱き合わせ法」案外色んなものに応用出来る気もしますね。
ぜひ覚えておきましょう。
それでは良い日々を