先週末に出店したイベントの為にこしらえた商品棚の紹介です。
嫁は雑貨屋をやっているのですが、普段はネット販売、たまにイベント出店というスタイルです。
そんな今回は引っ越し先での初出店ですので出店道具は何もありません。家の物をかき集めて、足りない物は家に転がった廃材と裏山の竹でどうにか間に合わせます。
そんな中で今回生まれたのがこのベンチ型の商品棚。女性のライトな出展者ならこの棚は最適だと思います。
間に合わせの材料でギリギリの強度を持たせたこの『薄い木の板と2種の竹の組み合わせ』という、まるで「薄切りキノコと2種のチーズの盛り合わせ」のようなメニュー。
思いのほか調子良く出来たのでここに紹介します。
利点は、とにかく軽いことです。そしてバラバラになるのでコンパクトで持ち運び便利です。
竹の本数を増やせば幅を広げれます。
足の数を増やせば強度が増します。
強度を十分持たせればベンチにもなるんじゃないでしょうか。
これは現場で大工さんがよく使ってる作業台を応用した仕組みなんですが、今回は土台の足を ×× 置きではなく ++ 置きで使っています。
私たちはこの上に木の箱を並べて、その中に商品を陳列しました。
他にもザルを乗せたり、トレーを乗せたり、乗せる物次第で使い方を変えることが出来ます。
一目で分かるシンプル構造ですが、簡単に作り方の説明をします。
材料は木の板(私は極薄の杉板厚さ10mmを使いました。)、竹、こんなもんでしょうか。
道具はノコギリ、ナタ、トンカチ、(場合によって釘)です。(あくまで道具貧乏の私の最低限です。あれば何でも使いましょう)
1(足になる板)、二枚の板を噛み合わせる為の切れ込みを入れます。双方に5:5ずつがいいでしょう。
切れ込みの幅は板の厚みよりも気持ち狭くします(釘や金具で止めないので板だけでハマるように)。
切れ込みの入った2枚の板を叩いてはめ込みます。
2(細い竹)、無くてもいいのかもしれませんが、私は縦板の上部に細い竹を仕込みました。
細くて節の長い竹を使い、切れ込みを入れて(ピッタリ合うように)それを板の上部にはめ込み、上から小さな釘で止めます。
材料が手に入らなければ布でも当てておくといいかもしれません。
3(太い竹)、あとは横引きの長い竹を好きな長さで切ります。切ったらナタとトンカチで半分に割ります。
(私は2mで作りましたが、棚を長く作りたい場合は2本の「足」間にも足を増やしましょう。)
最後に竹の両端に「足」にはまる為の切れ込みを作ります。
足に乗せてみてズレを確認し、切れ込みの深さを調節してズレを修正します。
以上です。
どうでしょう、なかなかシンプルないい構造だと思います。
出店先でも人の目に止まったのでちょっと自身アリです。
他にもいいアイディアがあれば是非、私にもシェアしてください。
それでは良い日々を。