添乗員ってどんな仕事?良いとこ悪いとこ。転職の参考に

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約1年間、添乗員という仕事を経験しました。

 

短い割には多様な業務を経験させてもらい、各地へ出向き、土地の理解を深め、そしてお宿や料理を堪能し、この仕事やってみてよかったとつくづく思います。

そんな短い添乗員時代で、しかも国内限定でしたが、これから実際に添乗員をやってみたいという方々の想像に役立ちそうな目線を私なりに挙げてみます。

 

 

まず、添乗員といっても業務は多種多様で、様々な添乗業務があります。

そして添乗員になる為の資格としては、国内旅行業務旅程管理総合旅行業務旅程管理と二種類あります。前者が国内添乗に限り、後者は国外も含めた全ての旅程管理に携わる事が出来ます。

添乗員の業務としては、もし「旅行会社」に勤めていれば恐らくそれぞれの部署に当てられた仕事を中心にこなす事になるでしょう。
例えば募集型のいわゆる一般団体旅行、そして会社や企業又は個人グループの依頼による手配型、または修学旅行やファンツアー系、イベント系と様々です。

対して「派遣会社」ですと、上記の多様な業務を単発で引き受けるという形になります。たとえば今週は◯◯旅行の修学旅行で来週は◯◯旅行の◯◯ツアーといったような具合です。
それに加え、私のいたような派遣会社の場合ですとツアー添乗以外にも空港斡旋やレンタカー斡旋、荷物預かり、イベントのバス回し、イベントスタッフなど、何屋さんかわからなくなるほど多様な仕事に割り振られます。

 

 

ですのでこれから添乗員を目指したいという方がどういった会社でどういった関わり方をするのかで全然イメージは変わってきますが、本記事では「国内旅程管理しかもたず派遣会社に勤めた私の場合」に限定してお話しします。

 

 


まず私が思うこの仕事の良い点と悪い点を挙げてみます。

 

【良い点】

1、旅行できる。言うまでもなくタダで旅行に行けます。お客さんと同じ体験をタダで味わう事が出来ます。

2、美味しいもの、珍しいものを食べれる。普段食べれない食材や場合によっては高級食材がツアーに含まれています。

3、ホテルに泊まれる。旅館や温泉もすべてお客さん同様に味わう事が出来ます。

4、勉強になる。各地への訪問を通して地理や文化、生活や知恵などを学ぶ事が出来る。

5、光熱費がかからない。ほとんど帰らないので場合によっては家賃がかからない。

6、食費がかからない。添乗業務に付いている時は食事又は食費が付くので出費が浮きます。

7、チケットによってはマイルがたまる

8、勝手が分かる。旅行を知れば個人旅行の計画にも生かせます。

 

【悪い点】

1、給料が安い。ただでさえ給料の安い仕事ですが、ツアーによっては事前準備や添乗中の業務が多すぎて全く給料に見合わない事があります。そして責任が重い割にも給料が安いと言えます。

2、旅行に縛られる。旅行期間中はいかなるプライベートも剥奪されます。当然自由時間も多い仕事ですが、緊急事態や客からのお呼びが掛かれば深夜だろうと早朝だろうと対応しなければならなりません。

3、忙しくて食事がとれない場合がある。食事の付いている仕事ですが、イレギュラーが発生したり、大所帯のお客さんに対して添乗員不足である場合、その対応の為に食事がとれない事もあります。または変な時間に食事をとる、食事時間が極端に短い。

4、寝る暇がない。添乗員の口癖です。せっかくいいホテルに泊まれても翌日の準備や何かの対応等に追われて、深夜まで仕事してあとはただ寝るだけという事もあります。

5、勉強。勉強になるのはいい事ですが、逆に言えば、初めて訪れたにも関わらず知った風にお客さんに案内しなくてはなりません。事前の勉強、準備で8割決まると言っても過言じゃないです。

6、家に帰れない。生活費がかからないのはいい事ですが、その代わり添乗員以外の生活はほぼ剥奪されます。添乗員人生です。

7、責任とプレッシャー。これは修行という意味ではいい事なのかもしれませんが、やはりタフな仕事です、精神的にも肉体的にも。

8、いきなり一人。どんな職業でも大抵、入りたての時期は先輩方に仕事を教えてもらいながらじっくり仕事を覚えていくものだと思っていました。しかしこの業種はそんなものありません。研修で一回先輩に付いて回って、その次からいきなり独り立ちで30〜40名のお客さんを相手にしなければなりません。この入り口の恐ろしさに辞めていく、または尻込みして簡単な仕事だけを受けるパターンもよくある話です。

 

 

というような感じです。

 

感じて頂けたかと思いますが、いい面と悪い面は表裏一体なんですね。

捉え方次第という意味では、やはり家に帰らなくても良いぐらい旅行が好きな人が一番向いているのは言うまでもありません。或は私のように完全に勉強、経験、修行と割り切っているか。

 

ですので向き不向きは大きく分かれると思います。人物像で言えば、添乗員は明るい人が多いと思います。やはりツアーの雰囲気を担う牽引者なので皆とても社会的な人当たりを備えています。もちろん表面だけの人も含めて。
そして極端な仕事ですので、やはり皆さんクセが強いですね。この仕事、ほぼ全てを一人で対応するのでメンタルはどんどん太くなります。
良くも悪くも危機対応能力が付きますので私生活でも一人でどうにかなっちゃうんですね。
ですので独身率も高いです。

 

まあどんな職業、活動も人格を形成しますのでここに限らずですが「添乗員」に限って言えばこういうキャラである事を求められないまでにしても、自然とこういう方向性に向かう事になるかと思います。

 

 

ただ、敷居で言えばこの職業、華やかに見える割には低い方だと思います。
現代の人材不足に加えて、そもそも派遣会社なので雇ってナンボの世界です。
資格試験だって受からせる為の試験なんで当然親切です。

とりあえずやってみるには挑戦しやすい職業ですので、勉強でも、修行でもいいですし、ただ色んな土地に行ってみたいっていう方にはお勧めします。

 

 

飽きっぽいあなたも最初の一年は刺激的で退屈しないはず。

将来をしっかり見据えたいあなたも一旦経験してみても損はしないはず。

 

 

とりあえず初めは「良いもん喰って良いとこ泊まって〜」で良いと思います。

門戸は開きっぱなしです。

それでは良い日々を

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