かすれた手書き看板に見る「職人の技術力」

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場所は沖縄県の名護市某所なんですが、ついつい車を停めて写真を撮ってしまいました。

テント生地にのひさし看板に手書きで「比嘉ストアー」

何の変哲もないただの古い掠れた看板文字ですが、そこに筆を揮う職人の姿が見えるのです。

 

 

今日は看板屋さんの手書きのについて

 

 

イマドキ、看板屋さんは色んな技術を駆使して店や町を飾っています。

個人、法人、行政、民間、農工商を問わず、町のあらゆる場所に看板が存在します。

でっかいやつ、立体のやつ、光るやつ、今や色んな看板が町を飾っていますが、一昔前は全て手書きによる書き込み看板だった事でしょう。

私の友人にも看板屋がいるので日頃からよく様々なタイプの看板を見ています。

 

 

最近あまり見かけなくなった手書きの看板ですが、やはり味があっていいものです。

よくサンドイッチボードにチョークの手書きでメニューを出しているカフェなんかも味があっていいですよね。

手書きの看板に独特の優しさと温もりを感じるのも、やはり人の手仕事が与える雰囲気が機械には出せない味を作るからでしょう。

 

 

そんな「手書き看板」について更にマニアックな視点で眺めた時、職人の筆運びが目についてくるんですね。
経年し、日に焼け、劣化して掠れた頃に浮かび上がるその筆運び。まるで古い建物の壁のペンキが掠れて筆痕、ローラー痕が浮かび上がるように。

 

 

 

ここにきて職人の上手い、下手がよく見えるのです。

上手い職人は手数が少なく数手で完成させますが、下手な職人だと細かい手数が増えてしまいます。
これが塗り立てだと見る人にはどちらも同じに見えますが、掠れた頃にその差が出てくるのですね。手数の少ない方は掠れてもその掠れ方がまた味となって、美しく消えていきますが、手数の多い方は、筆の重なりが疎らなため濃い部分、薄い部分が目立ってしまいます。

筆運びから見える職人の姿。

手仕事ならではの趣です。

 

 

 

新しい技術が次々現れ「職人」という言葉すら死語になりそうなオートメーションまっしぐらな社会ですが手書きの良さを感じる感性はまだまだ死んでないと思います。

大量生産には抗えませんが、味や趣で勝負出来る分野ではまだまだ需要があるはずです。

こんな時代だからこそ手書きのビジネスチャンス。

あるかな、あるかも。

 

それでは良い日々を

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