【親子で嗜むいい絵本】アンジュール ある犬の物語

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「絵本の原点」と帯に打ってあります。

 

 

一通り大人になってからは絵本とはさっぱり無縁になっていました。
きっと多くの大人が絵本初心者でしょう。

 

しかし

こう感じる方は多くないかもしれませんが、実は絵本とはものすごく懐の広い芸術作品なのです。

 

愛知県に住んでいいたころ、となり町に「小さいお家」という絵本屋さんを見つけました。
当時20代半ばの私は子供もいない独身男(今もですが)ひとりで戸建てのかわいらしい絵本屋さんにお邪魔しました。

そこで絵本初心者の私に、お店の方がまず最初に差し出してくれたのがこの「アンジュール」と後に紹介する「光の旅 かげの旅」でした。
大人になってから初めて出会った絵本。

そして絵本の世界はすごかった。

 

「絵本は子供のものだ」って勝手に決めつけていたのかどうかは覚えていませんが、絵本のパワーに対して私は完全に油断していたんですね。

すぐさま絵本の魅力、魔力?に取り付かれその場で購入したのを覚えています。
その後も数回足を運んであれこれ絵本を読みあさりました。そしてそのうちにすっかり絵本の世界に魅了されていくのでした。

 

 

そのキッカケとなった「アンジュール ある犬の物語

 


作者はベルギーの作家Gabrielle Vincentガブリエル・バンサン

アンジュール2

可愛らしい方ですね。
1928年ベルギー ブリュッセル生まれ
2000年ブリュッセルにて永眠

この方デッサンの道の人のようで、鉛筆デッサンの他に木炭デッサンやインクデッサン、水彩画の作品もあるようです。
他の作品も気になります。追々紹介できればと思います。

 

本作「アンジュール」は絵だけの絵本です。そう、まさに絵本です。
一匹の犬にフォーカスした声のないデッサン絵本とでもいいましょうか。

この絵本の中で私の最も印象に深い描写は、物語の中盤あたりからしばらく続く、果てしなく広がる空と大地です。静けさと寂しさを漂わせ、一匹の犬が心廻らすのに十分すぎる空間を鉛筆一本で上手く空模様に描き表しています。

見ている人の心は、途方もない旅に彷徨う一匹の犬に思わず同調してしまうでしょう。

 

 

うん、傑作ですね。これは大人にも子供にもいい栄養になる絵本だと思います。

という事で勝手に★付け。
良いと思ったものしか紹介しないので★だらけになるでしょう。

 

「アンジュール」
大人向け★★★★★
子供向け★★★★★

 

こういった、絵本を通じて生ずる心の作用を体験してみると、絵本とは子供の心の成長にとってとても重要な役割を果たしているのだと感じます。

 

未来を担う心たちを少しでも広く優しく逞しく

いい絵本を手に取っていきましょう。

 

それではよい物語を

 

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