「自分で車検」の最低限

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車検がこんなに簡単なものだったとは。

自分で車検を通すとこんなにも激安く通せるものなんですね。
はっきり言って車屋さんに頼む半額ぐらいで済んでしまいます。

あまりに感動的にシンプルな流れ作業だったので、これから初めて自分で車検を通そうと考えている人が必要な最低限の準備をまとめておきます。

 

「車検」って初心者にはなかなか敷居の高い響きで、未経験だとなかなか自分でやろうとは思えないものですね。しかし、いざ車検場へ車を持っていくと主婦らしき人から若い女の人まで並んでいます。やっている人はやっているのです。

「車検=安心」ってことではないですから、車検に限っていえば無駄な費用を省いて通すべきですね。
免許切り替えに少し毛が生えたようなものですから。

そして「車検=安心」ではないのですから、車検が通ったからと言って大丈夫ってわけでもないです。人間を乗せて走る巨大な工業品ですので、自分である程度仕組みを把握していなければ、車検とは関係無しに定期的にプロにみてもらうべきです。

車検はあくまでただの車検ですから。

 


ではここから「自分で車検の最低限」です。

まず知って起きたい事。

車検場での検査項目ですが以下の通りです。

1 外観確認
2 下回り確認
3 排出ガステスタ
4 ヘッドライトテスタ
5 サイドスリップテスタ
6 ブレーキテスタ
7 スピードメータテスタ

これらのテストを検査ラインで行うわけです。

 

そして一番目の検査項目「外観確認」に適合する為の自己点検をしておきましょう。
これらは車検場で検査官に指示されながら行う事になります。

• ヘッドライト上下点灯
• ウインカー点滅
• ハザード点滅
• ブレーキランプ点灯
• バックライト点灯
• ホーン
• ワイパーブレード
• ウォッシャー液が出る
• タイヤのスリップサインが出ていない、ボルトのゆるみがない

ここで交換するものがあれば交換しておきます。

 

そしてエンジンルーム(ボンネットの中)ですが、実際車検場では何も検査されませんでした。エンジンルームは一瞬見られたのですが、本当に一瞬で、何をチェックしたのか分からないほどです。それはオイルの油量だったりバッテリー液の液量などではありません。

ですが一応車の安全上、事前にチェックしておいたのは、

• ウォッシャー液量
• バッテリー液量
• 冷却水液量
• ブレーキオイル液量
• ベルトの亀裂等

です。(もしかしたら検査官はベルトの亀裂等を一瞬で目視検査していたのかもしれません)

多少のオイル漏れがある場合は拭き取っておくとよいです。

 

そして事前に用意する必要書類です。

1、車検証

2、自動車損害賠償責任保険証明書
(新旧2枚必要です。新しい方は車検当日に保険に入った時に貰えます。テスター屋で加入すればスムーズです。下記)

3、自動車税納税証明書(継続検査用)
(自動車納税証明書は滞納納付直後でない限り必要ありません。証明書を持参しなくても運輸局で当日データベースにて確認できるという事です。但し、現在2016/2時点では鳥取ナンバーと愛媛ナンバーだけがデータベースにリンクしてない事により納税証明書の持参が必要となります。)

はい、これだけです。

 

そして地域の陸運(車検場)に車検の予約を入れます。
ここで驚いたのですが基本的にネット予約になっているようです。ネットの環境がないという例外を除いて。
まあ効率から考えて当然なんでしょうけど、お国の機関が「基本ネット予約」になっている事に少し驚きました。

 

そして予約をいれたら周辺のテスター屋さんをチェックしておきましょう。

この「テスター屋さん」というのは車検場の周辺に何カ所か点在する民間の予備検査場で、陸運の検査ラインを通す前に予め疑似検査ラインを通して、本番で合格できるように調整しておく場所です。

この予備車検場(テスター屋)は自前のテスト機器を持たない業者の方も利用します。

必ずここで予備車検を受けておきましょう。
上に記した検査項目にもあるヘッドライトテスタですが、必ずと言っていいほど引っかかるはずです。
ですので事前に予備車検場で調整してもらいます。

ちなみに本番の車検場では一回の申し込みで1日3回まで車検ラインを通る(車検を受ける)事が出来ます(2回まで失敗できる)。
しかしその日、3回の内に検査を合格できなければ、再び検査手数料を支払って出直さなくてはなりません。(約2000円)

 

そしてテスター屋さんにかかった費用は書類作成込みで2000円。だったのですが、もし書類を自分で書いて予備検査だけ頼めば900円との事。
自賠責(必要書類の2)もここで入っておきます。これはどこで加入しても同じ金額です。

ここでの「書類作成」とは、上記の必要書類(1、2、3)に加えて、現場(陸運)で購入して作成する残りの必要書類のことです。

4、自動車検査票

5、自動車重量税納付書

6、継続検査申請書

があります。

この書類は自分でやる場合、車検前に陸運の窓口で揃える事が出来ます。はっきり言って名前や住所を埋めるだけの超簡単な書類なのですが、あれやこれやとテスター屋さんに言われるがまま2000円払って作成してもらう事になりました。
お高いとも言えますが、初めての人にとっては安心感を買うことにはなります。相手はベテランなのでちょっとした世話役にもなってくれますしね。

ちなみにここで幻の必要書類7も付けてくれます。

その必要書類7とは定期点検整備記録簿です。これはあってもなくてもいい書類で、ない人は車検場で『車検後にやります』と言えばよいだけです。
テスター屋さんで書類作成をすればなんちゃって記録簿を付けてもらえるということです。

 

さてさて、

ここまできたらあとは陸運の窓口で印紙(重量税の支払い等)を買って貼って、予約した時間にラインに並ぶだけです。

そしてラインに並んだらあとは検査官に言われる通りに車の操作をすればいいのです。

 

以上。

無事を祈ります。

 

 

ではかかった費用です。
(ハイエーススーパーロングハイルーフ1ナンバー登録)

自賠責保険代(12ヶ月) 14,550円
テスター(書類)代    2,000円
自動車重量税印紙代   18,900円
自動車検査登録印紙代   400円
自動車審査証紙代    1,400円

合計 37,250円です。

車検屋に持ち込んだらこれの倍はいくでしょう。

 

まあ日本の車の維持費は先進国に比べたらバカみたいに高いですからそもそもバカげた金額なんですが、バカげてるなりにも少しでも安く済ませたいですよね。

そして誰でもちょっとググれば出来るような内容です。
陸運にも窓口や職員はいっぱいいますのでどんどん聞いていけばあっさりと車検を済ます事が出来るでしょう。

 

めちゃ簡単ですね。
めちゃ簡単なのですが私の失敗談を合わせて紹介します。

まず色々準備完了して車検ラインに並んだのですが、2カ所の指摘により不合格になりました。

1つ目は「排気ガステスタ」です。

私の車は平成8年式のハイエース(ディーゼル)なのですが、測定値の上限40に対して、77という数字をたたき出しました。

これはどうやらマフラーの中にたまったススが原因だったらしく、検査官のアドバイスにより、車検場の一角で空ぶかしをしまくったらなんと36まで落ちてくれて、無事通過できました。
このようにガンガンふかしてススを飛ばす方法の他に、黒煙を除去してくれる防止剤を入れるという対処法や、車検前にオイル交換をするなど、またはエアフィルターの掃除をしたりすると改善につながるそうです。
何にしても車検で引っかかるのは背筋がヒヤヒヤするものです。
事前にやれるだけの対策とそれにかかる予算との相談が必要です。

そしてNG2カ所目は後部座席の「保護仕切り棒」です。

私の車は元々貨物車ではないのですが、後ろのシート(純正では3列)を2列取っ払って貨物(1ナンバー)登録にしてあるので、後部座席と貨物スペースの間に仕切り棒が必要になるのです。
通常の貨物車なら、車体に仕切り棒の差し込み口、そして仕切り棒がついているのですが、そもそも貨物車ではない私の車、指摘された時は泣きそうになったものです。

しかし検査官に相談して色々アドバイスを貰うと、実に簡単な仕掛けを施せばいいだけという事になり、そこでテスター屋さんでインパクトを借り、車に積んであった木材とノコギリでちょいっと仕込んで再度検査をして、OKを貰いました。

定義としては「後ろの荷物が後部座席に流れてこないように仕切りが必要」というような事なので、仕切られているのがはっきりと伝わり、強度が何となくあればOKを貰えるという事だと思います。もちろん検査官も人間なので審査に多少の差はあると思いますが、しっかり定義をクリアしてやればいいのです。

 

とまあ、こんな具合でなんとか初車検に成功しました。

不合格のからの合格だったので、車検が通った時は何度もガッツポーズをしたものです。

さあ、やってみましょう。自分で車検。

幸運を祈ります

 

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