車がなくても大丈夫。金物屋の売り歩きから日本経済をつまむ

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高齢化社会に向かう今時はコンビニでもスーパーでも「宅配サービス」が目につくようになり、セブンイレブンの前にイレブンバイクが停まっている光景もよく見かけるようになりました。

食事や日用品の配達サービスは、車がない、或は外出をするのが困難な方々にはとてもありがたい事でしょう。

 

 

宮崎県の山中に住む私たちのお隣さん、坂元さんはまさに車のない暮らしをしており、たまに友人の車で出かけたり日に数本のローカルバスに乗って出かけたりしますが基本的には家とその周辺で生活を送っています。

畑で野菜を作り、米を作り、山や川から倒木や流木を集めて燃料とし、山菜や川の幸、その他に竹などの資材も周辺の自然から調達して生活を送る坂元さんの生活を見ているとリアル自給自足は日本の田舎に行けばいくらでも可能であることを感じさせられます。

 

 

ある日、そんな坂元さん家の前に一台のトラックが停まっていました。そして坂元さん夫妻と近所のおばさんが集まっています。

何だろうと思い、近づいて見るとトラックには「伊東金物店」と。

 

金物屋 トラック

 

トラックの中を覗き込んでみると金物店で売ってそうな商品たちが所狭しと陳列しています。
工具、金物材料、手袋、洗濯バサミ、水道部品、色んなものが並んでいます。
中には種子もあり、その日集まっていた皆は種子を囲んで賑わっていました。

 

金物トラック 内部

 

さて、このトラックは坂元さんに呼ばれて来たのか、それとも巡回ルートを回っているのか、それともゲリラ的に展開しているのかは分かりません。
しかし何にせよ、車を持たない坂元さんに加え、普段あまり町まで下りない近所のおじいさんやおばあさんにとってこういった「売り歩き商人」の存在はとても有り難いはずです。

 

セブンイレブンや地域のスーパー、ホームセンターなどでの宅配サービスがシェア争奪戦を激しくしていくことで「田舎の購買活動を助ける」のはいいことです。が、
こうして見てみると、昔は「商人が村人にその売り物を届ける」というのが今よりももっと当たり前で一般的だったのでは、と思います。「町中を売り歩いてやっと一日の利益を得る」というスタイルは新興国に行けば当然の光景です。

 

 


人が集まる、そして集まった人の場を目指す商人

この絵、景色を今でも見せてくれる「売り歩き屋さん」は実に「人」を感じさせてくれるいい「中心」であると感じます。例えば生協(co-op)や移動パン屋さん、お昼の弁当屋さんに今回の金物屋さん、あと焼き芋屋さんやわらび餅屋さんというのもありますね。地域によって特色もあるでしょう。魚の町なら軽トラの魚屋さんもいます。かの有名な物干竿屋さんはもう近頃はもう見ることもない気がしますが地域によってはまだあるかもしれませんね。

 

こういう絵、景色を今でも見せてくれる『売り歩き屋さん』は実に「人」を感じさせてくれるいい「中心」であると感じます。
町の景色として、何とも胸に届く「人のぬくもり」にお金で買えない経済を感じずにはいられないのです。

 

ハイパーインフレに向かう今の安倍ジャパンよ、アベノミクスもいいけどもう少し国民の目線で物事を考えたらどうか。たまには東京や都市化した日本以外の田舎の日本にでも住んでみるといい。
日本を形作る本当の経済の形、少しは感じるでしょう。

 

 

人々が集まればそこに経済が生まれる。

 

経済は誇り高き文化の上に成る。

誇り高き文化は誇り高き生き方の上に成る。

 

それでは良い日々を

 

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