タバコ農家はJTに卸し、禁煙できない従業員が買い戻す

LINEで送る
Pocket

 

「タバコを吸うか」「酒を飲むか」

 

この話題は初めて会った人間と打ち解けるための最初の会話としてよく耳にしますね。

私が高校に入学した時も、各地の中学校から集まる旺然たる男たちはタバコとお酒で繋がり仲良くなっていくものでした。
当時まだそんなに喫煙者でもなかった私も、その社会性に見事に呑まれすっかり喫煙者になってしまったものです。

 

 


最近通っている職場は林業と農業を季節ごとに行っている会社で、そこでは煙草の栽培も行ってます。
そしてたばこ事業法に則り、収穫したタバコは全てJT(日本たばこ産業)に卸されます。

日本では自分の吸う分のタバコは栽培できますが、「製造タバコ」(製品として加工、製造されたもの)はJTの1社独占です。
麻薬税ビジネス。まったく。

 

うちの会社には畑や山の仕事を主に請け負う男衆と、収穫した農産物を選別したり見定めて商品に変える女衆がいるのですが、男衆ほぼ全員喫煙者です。

そんな男衆が新米の私に投げかける最初の話題はやはり「お酒とタバコ」です。
私はお酒もあまり飲みませんしタバコも家では吸いますが会社では吸わないので、お酒もタバコもやらない真面目なヤツとでも思われているのでしょうか、この話題が出るたび皆感心した表情を見せます。

彼ら喫煙者の中にはドクターストップを受けた喫煙者もいます。禁煙を試みる人もいます。禁煙を諦めた人もいます。

しかし現場系の仕事はタバコが欲しくなるものですね。車に乗っては火をつけ、重機に乗っては火をつけ、作業の合間にも出荷の合間にも煙草を吸います。

禁煙の隙無しです。

 

対して、タバコ農家である社長は煙草を吸いません。いかにも健康そうで、社員の喫煙率に対してもヤレヤレといった様子。

しかしそんな社長もタバコ農家である以上、そのお客は最終的には従業員も含まれるという事です。
社長もなかなか複雑なものでしょうか。勝手な憶測ですが。

 

 

それはさておき

先日、今年生産し乾燥された出荷待ちの葉タバコの出荷準備に携わりました。葉タバコがぎっしり詰った大きなアヤシイ袋を大量に並べそれらに出荷の為のタグ付けをするというものです。

 

スクリーンショット(2014-12-07 20.10.18)

 

アヤシイですね。
なにかイケナイ物のようです。

そして袋にはしっかりとタバコ独占会社「JT」の印が。

 

中には黄色く乾燥、圧縮されたタバコの葉がぎっしりです。
それはそれは重たいこの袋は1袋約35kgほどで、2人で運べるための取っ手が両側に付いています。

 

タバコ産業の裏側、なかなか見れない光景です。

なんだかアヤシイ取引っぽくてやけに興奮した私は仕事中にも拘らずデジカメでパシャパシャと写真を撮りまるで工場見学です。しかし携わるとなるとなかなかの重労働で運び終わる頃にはそんな余裕もなくなり疲労で肩はバキバキです。

 

 

そして

男達はまたタバコに火をつけて家路に付くのでした。

 

そのうち私も触発されてタバコの量が増えませんように

それでは良い日々を

 

LINEで送る
Pocket

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。