薪風呂は構造を理解しないと直せない「煙道確保は煙突ほどに」

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遂に我が家の薪風呂が直りました!

 

これでようやく人並みに風呂に入れるようになり、冬の到来に対してもだいぶ余裕でいられるようになりました。

 

 

長かったです。どれだけの時間この風呂と睨み合ったことか。

ここに来るまでに何度も何度も挑戦しては挫折を繰り返し、私たちにとっての風呂はもはや単に「身体をきれいにする風呂」としてではなく、「冬に対抗するための生きる為の風呂」となりつつありました。

 

直している間、その構造を知りたくてweb上で情報がないか探し回っていましたがなかなか見つけらず、やっと理解したこの喜びとともに住宅用薪風呂の煙道の構造をここに記す事にします。(記事下画像)

誰かの助けになれば幸いです。

 

 


我が家の風呂問題はシロアリに潰された煙道との格闘でした。
その流れは過去記事をご覧下さい。

前回の作戦では自作ロケットストーブを外付けし、風呂の水を循環させて温める自家製ボイラーを作りまして、4時間かければなんとか風呂に入れるところまでこぎ着けました。が、さすがにひと風呂入るのに4時間もかかってしまってはぜんぜん実用レベルではありません。

そしてその後また懲りずに風呂直しに挑戦しました。
職場から高圧洗浄機を借り、再度煙道掃除を試みたのです。
「高圧洗浄機ならイケるかも」とずっとどこかで思っていたのです。

 

 

しかしダメでした。

「少しはマシかも」くらいのもので、煙は依然抜けてはくれません。

 

しかし!

それを機に掃除口、焚き口をしっかりと覗き込んでその構造を理解する事が出来、ずっと見落としていた横穴を見つける事ができたのです。

そしてその最後の砦の横穴を掃除したお陰で、今やバッチリ問題なく風呂を焚く事ができるようなったのです。

 

 


これが我が家の風呂の煙道の構造です。

「煙道図」とでも呼びましょうか。

 

薪風呂 構造 外

 

焚き口から奥まで伸びると思いきや途中で左上に上がります。

そして焚き口の左上にある掃除口に向かって戻ってきます。

 

 

そしてグルリと回って煙突に向かうわけです。

 

中から見るとこうです。

薪風呂 構造 中

 

 

ずっと「詰まり」が取れなかったのが赤い線煙道です。

 

 

 

この(焚き口のすぐ上の)煙道は唯一掃除口がなく、サイズの小さい竹の枝を(焚き口の両サイドにある)掃除口から突っ込んでどうにか掃除することができました。

 

 

まさかこんな簡単なことだったとは、、
と、その構造を理解する大切さをしみじみと痛感しました。
ここまで来てこそ理解できたものの、最初から分かっていればずっとスムーズに直ったはずだったのは言うまでもありません。

薪風呂に関わらず薪の火を使う諸設備が正常に機能するには煙突の抜けに加えてその煙道の通りが全てなんですね。

 

とにかく抜けにゃ燃えんのです。

そして燃えにゃ温まらんのです。

 

 

「頭も風呂も抜けが大事」

 

「抜けにゃ燃えん」です。

抜けていきましょう。

それでは良い風呂を

 

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8 件のコメント

  1. 淡野 返信

    突然の書き込み失礼します。
    このブログを拝見して数年来の我が家の悩みに光明を見つけたような気持ちです。

    我が家も薪風呂です。同じように煙道が詰まっていて焚口から煙突までの酸素供給が上手くいかず薪が上手く燃焼しません。それで煙掃除を試みたのですが風呂釜を囲む角の部分で突き当たってしまいその先の掃除が出来ないように思うのですが***。
    角を曲がり抜け貫通するお掃除はどの様にして成功されたのでしょうか?

    お手数ですが、方法を教えていただけませんでしょうか?

    • momo 投稿者返信

      淡野さん、はじめまして。

      本来四角いお風呂を囲む煙道は1辺につき、最低でもどちらかの端に掃除口が付いていると思います。
      両端に掃除口が付いているような「掃除し易い造り」も中にはあるかもしれませんが、基本的には「掃除しにくい角」が存在するように思います。

      ウチの場合は「掃除しにくい角」どころか「掃除できない煙道」があり、本来最低4つ必要な掃除口が3つしかないという問題でした。ですので四角い風呂桶を囲む4辺の煙道のうち1辺はまったく掃除できなかったのです。
      しかし幸い、その隠れ煙道は正面焚き口の両サイドにある掃除口からどうにか掃除できました。掃除の仕方は、もうズコズコです。入りそうなもん片っ端から突っ込んで掃除しました。竹の枝や小さな山鍬が一番役に立ちました。

      淡野さんの薪風呂の煙道はどうでしょう。もしウチのように隠れ煙道があるとすればちょっと厄介ですが、最低1辺の1端に掃除口があるとすればそれは普通の造りに思われます。
      どうしても「角問題」はありますが、私は地道にかき出しています。角を生み出す2本の煙道のそれぞれ端から。使う道具は竹を割いた長いヤツ&短いヤツを使い分けています。竹の節を上手く使うと孫の手のように使いかきだせます。地道ですけどね。w
      きっとお金を出せばもっと勝手のいい道具もあるかと思いますが。

      水を流したり、高圧洗浄も試した事がありますが、お後が大変なのでそれは最終手段か大掃除の時ですね。

      いい道具ないかなーって私もだいぶ頭を廻らせました。
      淡野さんの掃除が上手く行く事、祈ってます。

      また気軽に声をかけて下さい。

  2. 田中 返信

    はじめまして
    私は田舎に引越したのですが引越し先が薪風呂でした。
    さっそく火を入れてみたら煙突からモクモクと煙がでたので詰まりは無さそうなのですが、いまいち温まりがよくない・・・? 薪風呂の構造を理解するべくこのページにたどり着きました。 どうやら私の薪風呂はグルっとしてる煙道がないような気がします。 温まるのは下のみだと理解しました。

    そこで質問なのですが、薪風呂というものはどのくらい薪を消費するものなのでしょうか。 いやもうなんて言いますか、上手な炊き方を教えて下さい。

    • momo 投稿者返信

      はじめまして、田中さん。

      煙道がグルリとしていないんですね。そういうタイプもあるんですね、勉強になります。
      私の使っている薪風呂ですと、1杯沸かすのに1時間くらいです。ガンガン焚けばもっと早く焚けます。使う薪の量は使う木の密度にもよりますが、杉だとしっかり乾いていれば直径10cmくらいのやつ5本前後くらいでしょうか。1杯を嫁と二人で平均三日使いますが二日目以降ですと使う薪の量も減ります。
      ただウチの風呂は状態がいい方ではないのでロスが大きいと思います。隙間だらけで吸い込みがイマイチなんです。友人宅ですともっと効率がいいと聞きます。

      田中さんの薪風呂のようなタイプを見た事がないので何とも言えませんが、煙の熱が風呂桶に当たる面積が大きいほど温まりも早いと思うので、もしかしたら下のみだと多少時間がかかるのかもしれないですね。でも元からそういう仕組みの風呂でしたらそれはそれなりに使えるはずですので、詰まりがなくしっかり吸い込んでいるようであればその薪風呂は仕事をしていると思います。

      一つとても大事な事は薪の「乾き」です。薪は乾いていないと全然仕事をしてくれません。これは薪が無駄になるかもしれない大事なポイントですのでしっかり乾かして使って下さい。
      あと炊き方による薪の消費量を私も試しましたが、トロトロ焚いてもガンガン焚いても、時間は変わりますが量はさほど変わらなかったように思います。

      上手な炊き方は、どうでしょう、普通に焚いているだけなのですが、細かく説明いたしますと、
      割って乾かしておいた適当な大きさの薪を、事前にナタで細かく割いておきます。杉の葉も常備してあります。
      適当な紙で火種を作ったら最初は杉葉を燃やします。その上に手で折れるくらいに割いておいた薪を2、3カ所折り目をつけて(棒状だと重なってしまうため)空気が通るように火の上に適当に組んでいきます。組み上げる途中途中に杉葉を挟んでいきます。空気を送りながらやっているとあっという間に大きな火元になるのでその上に大きめの薪を置いていきます。

      いたって普通の事ばかりですが、お役に立てたら幸いです。
      薪風呂上手く温まるといいですね、楽しんでください。

  3. 田中 返信

    詳しい説明有り難うございます感謝です。
    薪の乾き具合が重要なのはわかってましたが、密度も重要とは思いませんでした。 たしかにスカスカの朽木を入れても直ぐに灰になってしまって役に立たないことを考えますと、炭の状態を維持するためにしっかりした薪が必要なんですね。 勉強になりました。

    しかし…直径10センチの薪5本とは中々な量ですね。
    薪風呂利用者の方々はどのように大量の薪を集めているのか、引っ越ししたばかりの私には不思議でなりません。 私はとりあえず伐採事業者が残していった丸太や切り株を集めることから始めました。 もちろん拾得の確認は取ってます。

    まだ湿気りが酷いのか燃えにくいようで、風呂が出来ないのが悔しいので、アルミホイルで包んだジャガイモやパイなどを入れて、薪風呂兼簡易オーブンとなった不思議な設備になっておりますが精進します。 ありがとうございました

    • momo 投稿者返信

      ウチには幸い裏山があって裏山から伐ってきたり、あとはやっぱり伐採事業者の残しもの、それ大正解だと思います。私もそうしています。あとは解体廃材(古い家などの昔の木)などの貰いものをバラして使ったりしています。
      その気持ちよく分かります。私も薪集めは生活の中で重要な任務です。
      きっとずっとでしょうからやはり森林組合の人とかと知り合っておくとそのへん助かるかもしれませんね。

      薪風呂兼オーブン!いいですね、そういうの好きです。
      お互いなんやかんや生活楽しんでいきましょう。
      こちらこそありがとうございました

  4. 落合尉雅 返信

    ロケットストーブで風呂を沸かす。嬉しくなるようなタイトルでこのブログに入りました。ご自宅の薪風呂が直りそちらの記事になりましたが私の興味はロケットストーブで風呂を沸かすですから、その後はロケットストーブはどうなりましたか?
    4時間かかったとありますがその後試験運転はしていらっしゃらないのでしょうか?実は今年のキャンプでロケットストーブを使って露天風呂に入り満天の星を仰ぐというのが目標で8月の2週頃にい有る(8月12日頃)ペルセウス流星群が地球の大気圏に入るため多くの流れ星を見ることが出来るので毎年この前後にキャンプに行きます。ここで風呂に入りながら夜空を眺めるのが目標です。田中さんの装置とほぼおなじアイデアだったので興味が有りコメントしました。自分で実験すればデーターは取れるのですが先駆者のご意見を頂けたらと思いました。私は米国のシカゴに住むものです。

    • momo 投稿者返信

      こんにちは落合さん。返事遅くなってすいません。

      アメリカの広い夜空で露天風呂なんて粋ですね!流石は日本人ですね。
      実はその後はロケットストーブで風呂を沸かす事には挑戦していません。
      いいデータを提供できなくて残念ですが、当時感じた課題は熱効率でしょうか。
      ロケットストーブって勢いよく燃えて短時間で熱量を消費しますよね。その熱が消費されるまでの間になるべくパイプ内の水を温めたいわけですが、その「時間」が少ないように感じました。
      入れた水は温まって出てくるのですが、その温度差が小さいように感じました。
      ですので仮に今一度改良するとしたら、ロケットストーブではなくもっとジワジワと高温をキープするタイプのストーブ(熱源)にもっと距離の長いフレキパイプ(或は相当の仕組み)を仕込むと思います。
      単純に「高温の炉内にもっと水を滞在させる」という事が必要だと感じました。
      「熱を逃がさずなるべく水に触れさせる」これに尽きると思います。
      そうすれば薪の消費もかなり抑えられ、かつ十分に水を温める事が出来るのではないでしょうか。

      落合さんの企み、最高です。私もそういうの大好きです。
      是非叶う事を願っています。

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