職安は失業保険だけじゃない。派遣ではあり得ない親切すぎる公共サービス

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公共職業安定所。通称「職安」。またの名をハローワークといいますね。

 

googleで「職安」と入力すると『ハローワークインターネットサービス』という職安のweb版がトップに出てきます。

サイトの中身は明快で、ネット上から簡単に求人検索ができる上、新鮮な求人情報がマメに更新されています。それもそのはずで職業安定所の情報が(多少のタイムラグは在りますが)そのまま載っているわけです。
あまり専門的な職種は期待できないかもしれませんが、地域に根ざした仕事の中には個性的な職種も数多く在り、その辺の派遣登録サイトなんかより全然質が高いです。

 

 


宮崎に移住してから3ヶ月が経とうとしています。
まだまともな収入はなく、小銭程度を稼ぎながらそろそろ仕事を探さねば、と言い続けてから暫くが経ちます。
そして昨日、ようやく地元の職安で仕事の足がかりを掴みました。

前にも一度か二度行ったのですがそこまでストイックに通っておらず、一昨日久しぶりに求人情報を覗きに行ったところ、その流れで昨日の面接に繋がり、今はその一通りを終えたところで返事待ちの状況になりました。

 

そんなスムーズな職探し。
『公共職業安定所』というだけあって、国営のネットワークと豊富なスタッフで成せるすばらしい公共サービスだと感じました。

「探す気があれば何かしらの職に就ける」そんな所です。

手取り足取り、至れり尽くせりとはこの事です。

 

 


まず一つ目に、その門戸の広さ、懐の深さです。
日本に住所さえ在れば、何処に居ようが、たとえそれが現住所不定であろうがその門をくぐれば暖かく迎え入れ、登録させてくれます。(都道府県によって差はあるのかもしれませんが)

一度登録すればその豊富で新鮮な求人情報を備え付けの数台〜十数台あるパソコンを使って自由に観覧できます。
さらに各パソコンには一台ずつ自動両面印刷機能付きのプリンターが割り当てられ、気に入った求人票があればボタン一つで印刷できるのです。

 

次に、気に入った求人票を印刷して受付カウンターの人に伝えると「お呼びしますので掛けてお待ちください」となります。
ここからはヒューマンパワーです。気に入った求人票をもとに相談員と相談し、面接までの流れを進めていきます。

ここでは相談員の方が先方に電話を入れてくれ、紹介を兼ねて面接の日取りをしてくれるのです。
ここまでして貰えるだけでじゅうぶん目からウロコなんですが、その上、紹介状と住所や地図、面接日、必要な物、等々の詳細が記された書類一式を渡してくれるんです。

 

 

もう、
こんなに親切に職探しを手伝ってくれるなんてもはや感動的で終始頭が上がりません。

ほぼ全自動の就職支援です。
自分で走り回ったり電話したりの必要がほとんどない、どんなレイジーな人でも仕事を見つけられそうな、まるで揺りかごのようなシステムです。

 

 

こんなに親切だったのか。

今までは仕事を探す時、なぜか「職安」という2文字は頭に浮かんできませんでした。公共的な物をあまり当てにしていなかったのか、変な先入観があったのだと思います。

ですので職安と言えば「失業保険を貰いにいく場所」という認識くらいしかありませんでした。
私もその経験者の一人で、当時2008年の年末派遣切りが大きく盛り上がっていた時のこと、TOYOTA系工場で働いていた私も見事に切られました。しかし超不景気のお陰で通常3ヶ月間の受け取り期間だった失業保険が2ヶ月間伸びてトータル5ヶ月分頂く事になりました。

 

どうでしょう。
きっと私のようなただの失業保険レシーバーで、真面目に職探しをしているフリをしながら少し後ろめたい気持ちで相談員とやり取りをした経験のある人、何人かは居るんじゃないでしょうか。

 

それか、全く利用した事もない人もいると思います。

 

しかし今回、真面目に仕事を探す人間として利用してみると、何とも献身的親切なのだろう。

それにもう一点驚いた事は、ある日我が家に一通の封筒が届いたのですが、差出人は職業安定所です。開けてみると求人票が一枚。
それはなんと求人条件を選別して「その人に合うような求人を選び出し送付する」というサービスだったんですね。そんなサービスが頼みもせずとも自動的に行われているのです。

これには驚きました。

 

そしてもう一つ驚いたのは送られてきたその求人のミスマッチ具合です。

 

 

どうして私にこの求人をよこしたのだろう?という疑問たっぷりの求人票だったのですが、考えてみると職安に登録した当時、私は時間帯や日数以外は特に何も条件を示していなかったんです。
そりゃあ様々な求人がきますよね。納得です。
「面白そうな仕事があったら何でもやってみたい」というのは当時も今も同じです。

 

 


今回の求職活動。職安の担う役割を新たに感じる事となりました。

きっと職安というのは、求職者に対して仕事を紹介するという事が本元の目的、狙いなのだと思います。
しかし同じくして、その仕事の提供元である雇い主に適した人材を割り当てるという役目も担っていると言えます。

しかしそれで居て、職安で働く人間には利用者からの直接利益があるわけではないので、利用者の両方にとって優しく誠実的であれるわけです。どちらとも利害関係を持たないという、まさに公共サービスだからこそ成せる質の高い「誠実さ」をそこに感じるのです。

そこに利用者の信頼が集まるのですね。

 

案外いいサービスがあったりする福祉サービスや公共サービス

これからも経済界にどんどん削られていく危機的な分野ですが、公共の財産は守っていきたいものですね。
しょうもないコンクリート資金に持ってかれない事を願って。

 

それではよい日々を

 

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