自作ロケットストーブは分解も持ち運びも軽々と。作り方は簡単1日で【画像13枚】

LINEで送る
Pocket

 

 

ロケットストーブは超画期的なストーブです。

このストーブは省エネでありながらとてもパワフルです。
吸い込み抜群で着火も容易く、排気能力の高さゆえに煙突の横引きにも強いです。
『ロケットストーブ』
英語版 Wikipedia によりますと、このロケットストーブは1982年にアメリカの非営利団体AprovechoのDr. Larry Winiarski(ラリー・ウィニアスキー)さんという方が発表したそうです。
もちろんその原理は大昔から利用されてきたと思いますが。

 

そのポイントは「煙突の温度を上げて排気力を高める」というところにあります。
ヒートライザーと呼ばれる保温性を高めた煙突を通る炎は通常の何倍、何十倍もの排気力を生み出します。

 

煙突の排気力はその煙突の高さによって決まる、という事をご存知の方は多いと思いますが、排気力を生み出すもう一つの要素が「煙突の温度」なんですね。
煙突を熱してあげる事によって、煙突の長さの何倍分にも相当する吸引力を得ることが出来るのです。

その強力な吸引力をもって長い横引きをも可能にするわけです。

 

 

前々から諸サイトでその仕組みや作り方を眺めては想像を膨らましていたのですがなかなか実行に移さず、冬が差し迫るこのごろ、ケツを叩かれるようにようやく形にいたしました。

ここでは画像を並べてその流れを追っていこうと思います。
作業に集中していて写真の取り逃しもありますが、それなりに分かるかと思います。

 


まず必要な材料

・ペール缶2本
・煙突
・パーライト
何かしらの薄い鉄板
・ボルトナットです。
煙突はφ106サイズの、エビ曲2本、45cm直筒1本、T字曲1本です。

煙突の組み方
燃焼側:T字曲→エビ曲→直筒の順に組みます。
排気側:エビ曲を上向きに設置します。(その先はお好みで煙突を伸ばしましょう)

 

では完成図から。

スクリーンショット(2014-10-20 0.35.42)
右が燃焼側。T字曲から先はストーブの中に入る

 

こうなります。
右が燃焼口で左が排気口です。

様々なタイプのロケットストーブがありますが、私は色々とマルチに使えそうなこのタイプにしました。
これは二重煙突タイプのロケットストーブですので、中に煙突を仕込んでいきます。

 

スクリーンショット(2014-10-20 0.23.15)

 

蓋付きのペール缶を二個使いました。
蓋がない場合、上のペール缶を逆さにして作れると思います。)

 

 

 

スクリーンショット(2014-10-20 0.23.46)

 

 

に使う缶の底を切ります。

 

 

 

スクリーンショット(2014-10-20 0.24.01)

 

 

に使う缶のをこのように開きます。

 

 

 

スクリーンショット(2014-10-20 0.24.41)

 

両者を接合します。

まずスクリュービスで仮止めしてその後ボルトナットで固定すると楽です。

 

 

 

スクリーンショット(2014-10-20 1.10.35)
左が燃焼(低い)、右が排気(若干高い)

 

 

次にに使う缶に煙突の径でを開けます。

高さに若干違いを出しました。

 

 

 

 

 

次に、下の缶の内部に燃焼用煙突(ヒートライザー部)を作っていきます。

 

(追記写真:内部のヒートライザー用円筒)

ロケットストーブ ヒートライザー 構造

 

 

 

 

 

 

内部の縦引きφ106煙突の外側を囲える位の、少し大きめサイズの円筒を作ります。
これには適当な鉄板を加工して作りますが私はここでもペール缶を使いました。高さも同じで加工しやすいのでオススメなのですが、トタンやなんかでも良いと思います。(下部写真:ピンクのENEOS缶)

次に、挿したφ106煙突加工済み円筒の隙間を決めます。
目安は排気側に挿すエビ曲のスペースが残るくらいです。
決めたらボルトナットで本体と止めます。この隙間(空間)にパーライト(保温材)が入ります。
(画像をクリックでなんとか確認できます)

 

スクリーンショット(2014-10-20 0.28.30)

 

下缶内部に円筒を取り付け後、上缶を被せた様子です。

 

 

 

 

スクリーンショット(2014-10-20 2.17.54)

 

 

これが中に仕込んだ円筒型の鉄板です。(高さは上の缶を乗せた時にケンカしないくらいに)

 

 

 

スクリーンショット(2014-10-20 2.24.12)

 

 

上部の足りない分は4Lオイル缶を加工して利用します。

 

 

 

スクリーンショット(2014-10-20 2.33.00)

 

これを開いて筒状にしました。

 

 

 

 

ここまで来たら加工は終わりなのでほぼ完成と言えます。

あとはパーライトを詰めるだけです。
煙突の保温材にパーライトを使うことでストーブを軽くする事が出来るのですが、これは土でも砂でもいいと思います。
私は少し重さ出したかった為、に5センチほどを敷きました。

 

スクリーンショット(2014-10-20 2.37.29)

 

少し揺すりながらヒートライザー内にパーライトを詰めていき、いっぱいになってきたら上部の筒をのせます。

 

 

 

 

スクリーンショット(2014-10-20 2.48.44)

 

 

上までみっちり詰めます。

 

 

 

 

スクリーンショット(2014-10-20 2.48.59)

 

 

後は上の筒を被せて蓋をすれば完成です。

 

 

 

 

片付けを終えて初運転をする頃には暗闇になってしまいました。
写真を撮りましたが真っ暗で何も見えません。

 

着火がとても個性的なストーブです。
焚き口に火を入れてよく燃えだした頃、煙突に向かってフッと息を吹きかけると魔法のように炎の向きが変わり、奥の方へゴウゴウと吸い込まれていきます。

 

 

スクリーンショット(2014-10-20 0.35.42)

 

この完成図は初運転の翌日です。

ヒートライザーの火の当たるところがきれいにハゲていますね。

 

 

無事に初運転を終えて、その経験した事のない吸い込みに感激いたしました。

 

これで無事稼働するわけですが、注意点があります。

試運転の前はなるべく油分、石油部品取り除く事です。
オイル缶であるがゆえにオイルが残っている事が多いと思います。制作前にしっかり缶のオイルをきっておきましょう。

今回私は蓋のパッキンを取り忘れてしまいました。そのせいでしばらくの間プラの焼ける臭いニオイが続きました。
ですので缶に貼ってあるステッカー取っ手のプラスチック、蓋のパッキン、しっかり取っておきましょう。

あとどうしても缶の塗料が焼けてくるので初運転は外で十分に空焚きし、石油分を焼き切ってから使い始めましょう。

 

 

以上です。

色んな方の経験を参考にさせて頂きました。ありがとうございました。
このロケットストーブはきっと災害時にも役に立つと思います。1つ持っていると安心感がありますよ。

今回のこのタイプの作りは、上の缶の取ってを持って片手で持ち運びが出来ます。そして分解も出来るのでコンパクトにばらして運ぶ事も出来ます。

急速暖房吸い込み抜群省エネポータブル分解可能石油不要
とまあ、これでもかというくらい良いとこだらけです。

 

 

メリットだらけのロケットストーブ。
お一ついかがでしょうか。

 

それでは良い火の時間を

火の用心で

 

 

LINEで送る
Pocket

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。