ダムはつまらない、川は遊びであって食である

LINEで送る
Pocket

 

うちはダムの下流に位置しています。
最近、家から歩いて3分程の川沿いの土地に畑を借りました。

 

近所に人にちょいちょい聞き込んで、空いてる畑の地主を探し、借りました畑は約5畝ほどかと思います。夫婦で野菜用なら申し分ない広さです。(5畝=0.5反)
最近ゴボウやらの種をまいたので今朝様子を見に行くと、ちょうどお隣の果樹畑で木の枝落としをしていた秋山さんに会いしました。初対面だったので挨拶や世間話をしながら目の前のダムの話を聞かせた頂きました。

 

スクリーンショット(2014-08-29 15.13.11)

 

この辺りでは山太郎ガニ天然うなぎエビといった川の恵みあります。(ありました。)
私たちが借りた古い民家も蟹カゴが納屋の二階にあったりと、その当時の暮らしが伺えます。
・ちなみに我が家の裏山からは毎日のように沢ガニが下りて来ます。その気になれば毎日食べれます。獲りにいかずともカニの方からやってきます。

辺りの人たちは昔から川や山の恵みを享受してきたのです。私たちの家主も小さい頃は川沿いの木の根に糸を垂らして天然うなぎを獲る、というのが子供なりにも夏の仕事だったそうです。
彼はグルメな方ではないそうなのですが、うなぎに関しては天然物しか受け付けないそうです。

 

そんな川の恵みも上流にダムが出来た事で、多くは消えてしまったそうです。残念なことに。
ダムが出来ると、そのとたん川のつながりが途絶えてしまいます。流れは不自然になってしまい、泥は貯まり初め、生き物たちの道は断たれるんです。うなぎも鮎も蟹も、寒い時期には川を下って産卵し、暖かくなるとその子供たちは川を上り始めるんです。その下りの幸、9月、10月が漁の時期です。

今では蟹こそなんとか獲れていますが、魚やうなぎは激減したそうです。
その昔ダムが出来る前は、大雨になると田んぼにウナギや魚が入ってくるという景気のいい話もあったそうです。それは景気のいい笑顔を見せながら話してくれました。
・ちなみにうなぎは、なんと皮膚で呼吸できるそうです。ですので濡れてさえいれば陸上でも生きてられるそうです。そしてなんと犬並みの嗅覚も持ち合わせているそうで、うなぎは生態の謎もさることながら、なかなか面白い生き物です。

 

最後に聞いた話、あいかわらず気の抜けるような日本の行政のやることなすこと。

生き物が住みにくくなった川を再生しようと、ダムの補助金で鮎の放流をしているらしいのですが、「焼け石に水」は日本伝統のお家芸ですね。そんなことしても鮎が増えるはずもなく、効果はなくとも金があるから放流し続けているらしいのです。「日本的」です。秋山さんもいつの間にかあきれ顔です。

 

刻々と変わる生活の価値とその多様性。

私はダムの必要性について論じているものではありません。

ただただダムのもたらすつまらない川に無念さを禁じ得ないのです。

多様性を認めないグローバリゼーションにもっともっと倫理を平行して組み込まないと、無味乾燥なつまらない生活環境は拡大するばかりになります。

もはや転がってるのは需要を超えたガラクタばかりです。そして資本社会でさんざん汚した環境に『いい暮らし』を求めるなんて頓珍漢もいい所です。

これからは転がしたガラクタを宝に還す時代です。
有機物も無機物も活きのある社会に還しましょう。

それでは良い日々を

 

LINEで送る
Pocket

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。